犬のしつけに学ぶ

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気性が激しく、飼い主を咬むことさえあった我が家の愛犬。
出産を控えた娘のすすめで、生まれくる子どもに
万が一のことがあってはならないと、
「家庭犬のしつけ教室」を夫婦で受講したときの話です。

インストラクターの中塚圭子さんは、元小学校の先生。
JKC(ジャパンケンネルクラブ)の公認訓練士の資格をお持ちで、
動物行動学的視点でのしつけ法は、とても説得力があります。

家庭で飼われている犬は、元々の野性動物としての習性と
人間社会のルールの間で葛藤しているのだそうです。
野性味が強いと攻撃的になり、人間社会のルールに従おうとし過ぎると
病気になるのだとか。
まるで人間社会の子どもたちが、いじめや不登校で悩むのとそっくりです。

犬には高圧的な接し方はもっての他。力ずくでしつけをしようとすると、
必ず犬は反発します。だから、咬むのです。
犬にストレスを与えない飼い方は、ゆっくりと語りかけてあげること。
飼い主が、いつも変わらぬ態度で接し、犬を混乱に陥れないことだそうです。

もう一つ、犬には冗談が通じなということです。
面白がって犬をからかうような態度は、犬にとっては迷惑千万、
本気で怒らせてしまいます。
これは人間社会でも同じ。冗談が冗談として通じなければ、
険悪なムードになること必至です。
(2010.春)
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