母と子の信頼を育む“オキシトシン”

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乳幼児の発達課題で、満1歳までに獲得しなければならないのが
「基本的信頼感」の形成です。

「信頼感」は、大人になっても友情や愛情、
家族や組織に欠かせないものですね。
市場取引でも、相手との信頼がなければ破綻しますし、
国の機関や指導者に信頼が欠如していれば、政治は破たんしてしまいます。

スイスのコスフェルド博士らの研究グループは、
「ホルモンの一種である“オキシトシン”の投与を受けた人では、
人間同士の信頼がおおいに高まる」という論文を
科学雑誌『ネイチャー』に発表しました(2005年)。

“オキシトシン”が、出産後の母体の子宮収縮作用をもつことは
昔からよく知られていますが、どうやら出産後の母と子の愛着形成にも
この“オキシトシン”が関係しているようです。

満1歳までに「基本的信頼感」がうまく形成された子どもは、
その後の発達も順調に進みます。

お母さん、赤ちゃんが泣いたときには、
しっかりと抱きあげて安心させてあげてください。
そうすれば母と子の信頼関係がうまく結ばれていくでしょう。
(2005.9)
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