表情をまねしてコミュニケーション

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驚くことに、生まれて間もない赤ちゃんでも、
舌を突き出したり、口を開閉したりして、
他者の表情を鏡に映し出すようにまねることができます。

ヒトの新生児は、他の哺乳類とは違って、
自力で母親にしがみつくことはできませんし、
母親の手助けなしにおっぱいを飲むこともできません。
誕生した時から、母親や周囲の人たちの関心を引き、
世話をしてもらわないと生きていけないので、
「表情の模倣」という行為が、生まれつき備わったと考えられています。

「表情の模倣」=「見つめ合い」や「ほほ笑み」といった
表情を介した母子間のコミュニケーションが、
母子双方に「快の情動」をもたらすといわれています。

ヒトとして生まれつき備えている機能を損なわないように、
幼少期から他者と「快の情動」を共有する子育てをすれば、
人間としてのコミュニケーション能力が高まり、
きっとあたたかい人間社会ができるに違いありません。
(2009.5)
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