赤ちゃんの「ほほ笑み」

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脳科学の進歩は、赤ちゃんの脳の発達について
さまざまなことを明らかにしています。

赤ちゃんは生まれたときから母親の顔を認知し、
母親の声を聞き分けるとさえ言われています。

生まれたての赤ちゃんを抱き上げてじっと見つめていると、
赤ちゃんもこちらを見つめます。
こちらが舌をぺろりと出すと、同じように舌を出し、
ほほ笑みかけると、赤ちゃんの表情は緩みます。

赤ちゃんが「ほほ笑み始める」のは1〜2カ月と
育児書などには書かれていますが、
その開始時期は、周囲の大人の赤ちゃんへの関わり方に大きく左右されます。
お母さんが赤ちゃんにいつも笑顔で話しかけていると、
赤ちゃんは笑顔に反応し、早くからほほ笑み始めるのです。

赤ちゃんは目が合うと、親だけでなく他人に対してもほほ笑みを返します。
しかし中学生ともなると、そういうわけにはいきません。
じっと見つめようものなら、敵対心を芽生えさせるかもしれません。
若い女性にむやみにほほ笑みかければ、プイと横を向かれてしまうでしょう。
赤ちゃんが可愛いのは、他人にでもほほ笑みを返してくれるからですね。

「ほほ笑み」は、相手の心を癒す最高の思いやりだと思います。
悲しみに打ち沈んだ患者さんにとって、
ナースの「ほほ笑み」は最高のプレゼントです。
互いがほほ笑みで接していれば、戦争もテロも起こらない気がします。

住みやすい社会をつくるには、
赤ちゃんがいつまでもあの「ほほ笑み」を忘れないように育てること。
それには、お母さん、お父さんの接し方が大切です。
どんなに疲れていても、
赤ちゃんの「ほほ笑み」には、「ほほ笑み」で応えてあげてくださいね。
(2003.冬)
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