今日は楽しいひな祭り

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桃の節句には、紙で人形を作り、
けがれを払ってから川に流す「流し雛」の風習と
平安時代の「御人形遊び(ひいな遊び)」とが結びついて、
江戸時代に現在のような「ひな祭り」になったといわれています。

節句の「節」というのは、唐時代の中国の暦法で定められた
季節の変わり目のことです。
暦の中で奇数の重なる日を取り出して、
邪気を祓うために季節の旬の植物から生命力をもらう、
避邪〔ひじゃ〕の行事、五節句が行われていました。
日本に渡来した五節句は、江戸時代には
七草の節句・桃の節句・端午の節句・七夕祭・菊の節句と定められています。

地球温暖化により、季節の節目がはっきりしなくなり、
品種改良、流通システムの進化で年中いちごが食卓に上り、
旬の食物はだんだんとなくなっています。
数百年という長い年月をかけて、大自然の中で作り上げてきた伝統行事が、
グローバル社会化と相まって次々と失われていくのは残念でなりません。

「ひな祭り」には、「生まれた子供が健康で優しい女性に
無事に育ってくれますように」という願いを込めてひな人形を飾り、
お祝いをするとともに、遠い昔に想いを馳せながら
お子さんの健やかな成長、自然環境の保護を願ってあげてください。
(2008.3)
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