子どもを虜にするゲームソフト

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小学2年生になる孫娘に手を引かれ、
久し振りにおもちゃ売り場に行った時のこと。
売り場には、昔懐かしい「おもちゃ」もあれば、ITを駆使した
「ゲーム機器」とも「学習機器」とも区別のつかぬ代物が
ところ狭しと並んでいました。

孫娘は、目的のDS売り場へ一直線。
「動物の森」を手に取り、私には支払いを求めただけ。
家に持ち帰ると、ものも言わずにひたすらゲームへの挑戦です。
それは、子どもが寝入ると母親までをも虜にしてしまう、
実に巧妙にできたソフトのようです。

そのゲームは「動物の森」で虫取り、魚釣り、化石集めを楽しみ、
市場で売ってお金にする。
さらにそれを資金にして株の売買、ローンの返済をして、
どんどん大きな家に移り住むというもの。
さらに、同じソフトの入った友達の機器との間で
物のやり取りや売買のできる機能まで備わっているというのです。
自然との触れ合いもあるし、経済知識の習得にも役立つかもしれませんが、
何でも金儲けの道具にという今日的な経済至上主義が
小学低学年の我が孫娘まで巻き込んだかという思いがしました。

「おもちゃ」は、子どもたちにとって大切な遊び道具であり、
「コミュニケーション能力」「手指の運動能力」「想像力・創造性」を
高める働きを持つものです。
「ゲームソフト」は、「おもちゃ」の要素である「手指の運動能力」
「想像力」を刺激する働きを備え、
家族や友人とのコミュニケーションの道具にもなっています。
子どもたちを虜にするのも最もです。
子ども自身で説明文を読みながらゲームを進めていくので、
国語力もつくと教育ママは受容しているのですが・・・。

しかし私としては、子どもは、冷房の効いた室内で
バーチャルのカブトムシ虫に触れるのではなく、
自然の森に飛び出して、虫取りに興じてもらいたいと思うし、
お金は汗水を流した対価であることを体験してもらいたいと思うのです。

次は子どもの選ぶソフトを黙って買わないように気をつけたいと
少々反省した次第です。
(2006.秋)
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