揺さぶられっ子症候群とは

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まだ首の十分にすわっていない乳児の頭部を前後に激しく揺さぶると、
脳血管の断裂による頭蓋内出血を引き起こし、
死亡したり脳障害を残したりする例を
「揺さぶられっ子症候群」と呼んでいます。
兵庫県立こども病院には、事故による頭蓋内出血例が
毎年10例近くあり、乳幼児が救急患者として運ばれてきますが、
少なくともその半数は「揺さぶられっ子症候群」です。

首の後ろに腕を回したり、手のひらを当てての
通常の抱っこの仕方で少々揺すったところで、
「揺さぶられっ子症候群」が起こることはまず考えられません。
「意図的に激しく揺する」「壁にぶつける」などが原因となっています。
これは乳幼児虐待の一種とみなされていますが、
両親の無知さによる例もあり、
気をつけるように指導することが大切です。

また、まだ首の十分にすわらない乳児を
チャイルドシートに座らせると、同様の現象が起こることがあります。
首がすわるまではベッド型のチャイルドシートの使用をお勧めします。
チャイルドシートの使用によって、乳幼児の死亡例は減少していますが、
取り付けが不適切だったために、
不幸な結果を招いてしまった例もあります。
チャイルドシートは正しく取り付けることが肝心です。
(2005.5)
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