赤ちゃんの熱中症と脱水症状

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ジメジメした梅雨の時期。実は小さな赤ちゃんが
気づかないうちに熱中症になるのがこの季節なのです。
まだ身体が暑さに適応しておらず、汗腺の働きも不十分で、
気温の上昇がさほどでなくても鬱熱現象を引き起こすからです。

子どもは大人よりもはるかに脱水症状に陥りやすいことは
よくご存じだと思います。
新生児は体重に占める水分の割合が75%、
1歳の乳児でも60%と、大人の40〜50%に比べて大きく、
何より細胞外の水分量が大人と比べて多いのです。
高温下ではもちろん、水分摂取不足、嘔吐や下痢で、
子どもがすぐに脱水症状を引き起こすのは、
細胞外の血管内や組織の間にたまっている水分が
容易に失われていくからです。

子どもの脱水治療用に与える水分として、これまで日本では
電解質濃度の低いスポーツドリンクが多用されていましたが、
最近はWHOの勧告に沿って、これまでよりも電解質濃度の高い
経口補水液(ORS)が推奨されるようになっています。
これは病者用の飲料ですから、
かかりつけ医とよく相談して用いるようにしましょう。

暑さの中での外出や汗をよくかく時には、
一般的な赤ちゃん用の飲料を早めに、頻回に与えるようにしてください。
買い物途中に赤ちゃんだけを車の中で待たせることは
絶対にやめましょう。
冬でも窓を閉めたままにしていると熱中症になりますよ。
(2008.6)
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